Quantcast
Channel: 中野ジローの暴走日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 400

「戦争の教室(月曜社)」

$
0
0

Img_20140724_1201591

今月末には刊行されます。

様々な業界の著名人が「戦争」について書かれてますが、

その中に私も書かせて頂きました。


Img_20140724_1234491


Img_20140724_1205221

題材は「子を守る戦い」です。

ヤクザにせよ、

堅気にせよ、

警察官にせよ、

自分の子供を守るためには、

戦いというものが生じてくる。

私にはノアという娘がいるが、

ノアを産むまでの過程でも、

色々な出来事が生じ、

その度に「戦い」というものがあった。

自分との戦いでもあったが、

もし自分の子供がイジメにあってたら?

子供が誰かに脅かされていたら?

子供が猥褻行為を受けてたら?

子供が交通事故に会うのではないか?

そういう事に対して、

誰しもファンを感じてはいるだろう。

他人は所詮、他人でしかない。

他人が他人の子供を命がけで守れるだろうか?

そりゃあ、「産みの親よりも育ての親」とも言うが、

全く私と同じ顔したノアである。

何処で誰が見ても、

「中野ジローの娘だ!」と思うことだろう。

私の実父、漫画家・森哲郎は、

「俺の息子だというプライドを持てよ!」と言っていた。

実母は亡くなる時に、

私の写真を手にしていたという・・・。

中学校を卒業してから直ぐに私は親元を離れて、、

以降は殆んど両親とは一緒に暮らしてはいない。

私には実兄も居れば、

腹違いの妹、洋子もいるが、

やはり殆んど別々で、

特に洋子とは、

幼少の頃、2回だけ会った思い出しかない。

たまに実兄とは連絡を取ることもあるが、

洋子の連絡先は分からず、

「何処かで苦労してるのかな?」と思うこともあるけれど、

私は苦労を苦労と思わないタイプの人間だが、

実父がいう「プライド」とは何か?

確かに実父は多くの作品を世に残して亡くなった。

私が物書きになり、

政治にも関心を持つようになったのも、

実父から受け継がれた血筋なのだろうか?

実母は小学4年生の時に、

愛知県でも有数な呉服店を営む両親が他界してしまった。

(愛知県、中村家本家筋の母方)

以後は呉服店も失い、

親戚やお寺や施設を転々とし、

戦争孤児みたいな育ち方だったのだろう。

故に家族愛というものに飢えてもいたのか?

私は、

伊勢湾台風の関係で、

予定より2ヶ月早く未熟児で産まれ、

病院の先生も、

「この子は病弱だし育ちませんよ」と諦めを諭したけれど、

実母は先生の言葉など聞き入れず私を意地になって育て上げた。

そして、今では年齢的には人並み以上に元気だが、

いつかは私にも「死」は訪れる・・・。

「人は死して名を残す」とも言うが、

物を書く、書いた作品を残すということでも、

又、私ながらの生き方を人は良くも悪くも言うだろうが、

こうして著名な方々の中に加えて、

物を書かせて頂けること・・・。

今回、この本の刊行までに、

尽力して下さった、

編者・松本彩子さんに深く御礼申し上げます!

14056883277321

(ノア・・・、私は私なりにノアの父親として、人様が何を言おうと、恥じなく生きるからね!)




Viewing all articles
Browse latest Browse all 400

Trending Articles